東京都自動車会議所会長

中川 雅治

東京都自動車会議所は昭和52年6月の設立以来、一貫して「くるま社会の健全な発展」を目的とし、自動車、交通、輸送関連業界の横の連帯を図る取り組みを推進してきました。これまでも自動車の普及により顕在化してきた交通事故、交通渋滞、環境汚染など多くの課題に対し、業界の大同団結を促進し、一つ一つ解決に向けた展開を一押しする役割を果たしてきたと自負しています。

ただ、急速に進む技術革新は、これまでの世の流れを一層加速させます。自動車産業は今、「百年に一度の大変革期」といわれています。電気自動車、自動運転など次世代モビリティに求められる「CASE」への対応や次世代移動サービス「Maas」など新たな潮流が業界に激震をもたらしているからです。

このような状況下にあって、私どもが果たすべき役割はさらに強まってくると考えております。設立時の目的を改めて見つめ直し、次世代に対応する業界の取り組みが、東京都や国の自動車、交通、輸送関連行政に反映できるよう引き続き活動していく所存です。

関係各位のご一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。