「東京自動車三十年(みそじ)会記念碑法要」の実行委員会事務局としても活動
東京・上野の不忍池辯天堂(しのばずのいけべんてんどう)境内に、「東京自動車三十年会記念碑」と書かれた碑が立っています。「東京自動車三十年会」というのは、国産・輸入自動車の販売業、旅客・貨物輸送業、自動車整備業、自動車製造機械・工具メーカー、自動車関連業界紙誌など自動車に関連する事業を営む人たちが集まって1953(昭和28)年に作った親睦団体で、業界歴30年以上を入会条件にしたことから〝三十年(みそじ)会〟と名付けられました。
記念碑は1975(昭和50)年に建立され、同会発足当時の約100人の氏名が刻まれています。いわば、日本における自動車および自動車関連産業の勃興期を築いた人々を顕彰する碑です。その人々の事業を引き継いだ後継者らが中心となって、毎年秋には辯天堂で記念碑の法要が営まれており、東京都自動車会議所は法要の実行委員会事務局を務めています。